※本記事は、本協会の会報「マレーシア」Vol.54(2024年5月20日発行)に掲載されたものです。
日本マレーシア協会は日本財団ボランティアセンター(以下、日本財団ボラセン)と協働し、全国の大学生たちをマレーシア・サラワク州へ派遣して熱帯雨林再生の植林活動をする「オランウータンの森再生プロジェクト」を開始いたしました。本プロジェクトは年4回・毎回約15名の学生ボランティアを10年間植林現場へ派遣し、先住民の村人と共に植林作業を行うことで10万本の植林を目指すものです。学生の募集は日本財団ボラセンが提供する日本最大級のボランティアプラットフォームである「ぼ活!」(https://vokatsu.jp/)で行われ、学生のセレクションは全て日本財団ボラセンが行っています。学生派遣の第一陣が2024年2月6日~17日に、第二陣が2024年3月5日~3月16日に行われ、日本マレーシア協会からは小菅雄磨理事補が同行いたしましたので以下報告いたします。
はじめに
日本マレーシア協会の小菅です。日本財団ボラセンと協働して実施する「オランウータンの森再生プロジェクト」の第一陣と第二陣に同行して参りましたので、同行者の目線からプロジェクトの詳細をお伝えいたします。私自身も学生に現地で植林体験をして貰うプロジェクトに関わることは初めてでしたので、協会の担当者としてだけでなく一人の人間としても「学生のために何ができるのか」を考えながらの日々となりました。この度は日本財団ボラセンとご縁があったことで、未来ある学生たちと熱帯雨林再生の「植林」という現地での活動を共にする機会を頂けて感謝しております。
ボランティアをする理由やそこで何を感じるかは人それぞれ自由でよいと思っておりますが、学生たちがマレーシア・ボルネオ島という環境で多くの刺激を経験することで、何か視野が広がったり自分の殻を破るようなきっかけになればこれ以上ございません。
さてここからは、改めてプログラムの趣旨と概要を振り返りつつ、12日間のプログラムの内容と合わせて学生たちや植林活動の様子をお届けしていければと思います。
プログラムの趣旨と概要
東南アジアに位置するボルネオ島を覆っていた熱帯雨林は、森林伐採やアブラヤシ等の農園開発により現在も減少の一途を辿っています。熱帯雨林減少に伴い、オランウータンなど多くの生き物たちの住処が失われ、新薬の材料になるような在来種も世界から失われていっています。熱帯雨林減少の要因としてアブラヤシの農園開発が挙げられる一方で、アブラヤシからできるパーム油はマレーシアにおける重要な産業の1つであることも事実であり、日本にとってもインスタント麺やスナック菓子などの加工食品から日用使いの化粧品などに至るまで幅広い用途で使われて私たちの生活に深く関係しています。
本プログラムは、日本マレーシア協会が約30年に渡りマレーシア・サラワク州で活動を続けている熱帯雨林再生の植林活動を通じて、熱帯雨林を取り巻く環境・産業・国際関係の問題やボルネオ島の歴史と文化知り、私たちに何ができるのか考えることを目的としています。
植林と一口に言っても「熱帯雨林再生」の植林ということが重要なポイントで、ただ木を植えれば良いのではなく「在来種」を植えることでかつてオランウータンも住んでいた豊かな熱帯雨林を再生していくことを目的としています。在来種を植えるためにはちゃんと在来種の種を拾って苗木を育てていく必要があり、その苗木を植えて実が成るくらい大きくなるまでに約15~20年はかかります。その木に成った実からまた種を拾って苗木を育て、また実が成るまで約5年かかるのでその間に新しい苗木をまた植えて・・・というような地道な作業を続けないと「熱帯雨林再生」の植林活動はできません。在来種を植林し続けるということは決して簡単なことではなく、植林した木を守っていくためにも植林地域を国立公園にしてその中で活動を広げていくなどの工夫も重要になってきます。そして何より、この植林活動の循環には現地の方々の協力なしには実現し得ないです。
この度の「オランウータンの森再生プロジェクト」は、日本マレーシア協会の在サラワク・コーディネーターである酒井さん、アレックスさん、アイシャさんらにご協力頂き、植林を中心とした様々なプログラムを行いました。そんな中でも学生たちを強力にサポートしてくれたのが、今回の植林地域であるアペン国立公園の付近にあるトンニボン村に住む先住民で、長年植林活動を支えて頂いている「ビダユ族」の村人たちです。この村人たちと学生が一対一のバディを組み、「植林のプロ」であるバディの村人から作業を教えて貰いながら植林活動を進めていきます。とはいえ、当然ながら言語や文化の違いはありますので、学生たちはマレーシア・ボルネオ島という異国の環境で先住民と異文化交流をしながら熱帯雨林再生の植林活動に励むという刺激ある体験をして貰ったことになります。
プログラムの主な内容としては、サラワク州に12日間滞在し、苗木の準備運搬、2,500本を目標とした植林作業のボランティア活動のほか、熱帯雨林でのキャンプとナイトウォーク、セメンゴ野生生物保護区のオランウータン保護センターでオランウータン観察、クチン市内見学、植林活動を終えての振り返り会、のようになっております。
12日間のプログラムの内容
1日目:
学生たちは朝に成田空港を出発し、クアラルンプールで国内線へ乗り継ぎをして夜の21時過ぎにクチン国際空港へ到着しました。クチンへ到着したときには既に学生たちが仲良くなり始めている印象があり、交流に積極的な学生たちがセレクションされているのかなと感じました。
現地コーディネーターがバスでクチン国際空港へ迎えに来ているので、現地へ無事到着の集合写真を撮ったらそのままクチン市内のホテルへ送迎。明日の朝は早いためその日はすぐに就寝しました。
2日目:
朝にクチン市内のホテルを出発し、学生たちはサラワク州セメンゴ野生生物保護区のオランウータン保護センターへ行きました。セメンゴのオランウータン保護センターでは現在約30頭のオランウータンが半野生で暮らしており、檻などはなく敷地内の広大な森の中で自由に過ごしています。そのため、オランウータンと出会えるかも運次第。学生たちがこの「オランウータンの森再生プロジェクト」の最初にオランウータンと会えるかどうかは重要な部分だと思っていたので、出てきてくれるかなぁと心配しておりました。結果的には第一陣・第二陣どちらもオランウータンと会うことができ、当該センターのボスも出てきてくれました!

11時頃からはブリーフィングを行い、マレーシア・サラワク州で国立公園を管轄している行政機関である「サラワク森林公社」のリージョナルマネージャーであるアスラフさんがセンターやサラワク森林公社の活動について説明をしてくれました。説明は英語で行われ、質疑応答では学生からも英語で活発に質問がなされていました。

お昼はマレーシアを代表する麺料理である「ラクサ」と「コロミー」を食べ、午後はクチン市内を観光。夜は地元の料理屋へ行き、食事の後は別室で改めて学生と運営スタッフの自己紹介をしました。一人一人が「名前・大学・専攻分野・なぜボランティアへ参加したかなど一言」を話すことで、これから植林活動をしていく仲間のことを知ることができて大変良いスタートになったと思いました。
3日目:
朝にクチンから今回の拠点となるスリアンへ移動し、そのまま植林地域であるアペン国立公園へ向かいました。アペン国立公園の入り口で車を降り、入り口から施設までの約3.9キロを学生たちには歩いてもらいました。まず熱帯雨林を歩くことで、自然を「目で見て・耳で聞いて・肌で感じて」貰いたいという気持ちから現地コーディネーターの案で組み込んだプログラムです。熱帯雨林を歩きながら、現地コーディネーターが木々や動植物、アペン国立公園における植林活動の歴史などを学生へ説明し、何も無いところから熱帯雨林が再生されていっている様子を実感して貰いました。日本では接することのない動植物に学生たちも気持ちが高揚しており、写真撮影に夢中になって想定より歩くのが遅くなる場面もありました。
午後は施設内で学生たちと先住民たちが自己紹介、バディを発表して植林のための準備作業を進めました。苗木を等間隔に植えるラインプランティングをするためのライン作成、そして苗木の運搬をバディと行いました。バディとは会ったばかりなのでまだお互いぎこちなかったですね。明日から本格的な植林作業です。

4日目:
スリアンのホテルからアペン国立公園へ向かい、午前と午後は植林活動です。雨季をものともしない晴天の中、バディに教えて貰いながら苗木を植える穴を掘り、苗木を運んで植林をします。この穴を掘る作業が大変で、亜熱帯の気候で全身を使って穴を掘っていると汗が吹き出してきます。熱帯雨林の草木たちが生い茂っているところはビダユ族の村人達が伝統的な小刀で切り拓いてくれ、棘のある植物や厄介な虫などもバディが適宜取り除きながら作業を進めていきます。水分補給は必須ですね。

この日は学生たちをA班とB班に分けてA班が国立公園内で一泊、B班は明日宿泊するので本日はスリアンのホテルへ帰ります。宿泊するA班は村人達と一緒に山菜を取ったり、竹を取ったり、ビダユ料理を一緒に作ったりします。料理が進んで余裕ができると、学生と村人はマレーシアで盛んなセパタクローやバドミントンをしたりして遊んでいました。
一緒に身体を動かして遊んでからは、学生達と村人達の距離はグッと近づいたと思います。スポーツは偉大ですね。食事の時間。ビダユ料理は学生達に大好評! 午前と午後は植林を頑張り、その後はセパタクローやバドミントンで遊んでいたのでお腹が空いていた… ということも良いスパイスだったかと思いますが、みんな美味しいと言いながら食べてくれていたのが印象的です。

夜はナイトウォーク、アペン国立公園の熱帯雨林を真っ暗闇の夜にライトだけを頼りに歩きます。村人達が前後を挟んで安全を確保してくれ、現地コーディーターも同行のうえ細心の注意を払って行いました。日中は出てこない生き物たちが姿を見せてくれ、ホタルやメガネサルを見ることができた学生は大変感動していました。もちろん足元には当たり前にヒアリなどもいるので、厳しさも含めた熱帯雨林を体験してもらうことが出来たと思います。
5日目:
午前はビダユ族の村人達が住むトンニボン村でA班とB班が合流し、植林用の熱帯果樹の買取りを行いました。トンニボン村では女性達を中心にドリアンやランブータンなど熱帯果樹の苗木を育てて貰い、それを日本マレーシア協会で買い取って植林するという流れを構築しています。学生達にはその流れを体験して貰い、午後には買い取った果樹を植林場所へ運搬する作業をしました。

この日はB班がアペン国立公園に一泊して、A班はスリアンのホテルへ戻ります。B班にもビダユ料理は大好評で、ナイトウォークも充実した時間となったようです。日本で見たら絶対に叫んでしまうような虫たちも、マレーシアで見ると「あっ、デカい虫だぁ」くらいで済むのが不思議です。

6日目:
アペン国立公園にてA班とB班が合流して、この日は午前も午後も植林活動に励みました。熱帯雨林での一泊は学生達にとって貴重な経験になった一方で、慣れない環境での1日でもあったのでこの日の植林活動は学生に少し疲れが見えていました。少しだけ雨に降られて植林作業が中断になる場面もありましたが、雨は雨で学生たちは楽しんでおり逞しさを感じました。

7日目:
午前はトンニボン村へ訪問して、ビダユ族の生活や建物などの見学をしました。見学だけでなく、熱帯果樹のランブータンを収穫したり、名産の胡椒を乾かす体験や米の収穫などを行ったり、アブラヤシ収穫の一部体験(実の周辺の葉を落とす作業)をしたりしました。アブラヤシは重要な産業で収入源でもある一方、アブラヤシを植えるために熱帯雨林が不法伐採されて減少していることも事実。学生たちは熱帯雨林再生の植林活動に参加している中で、アブラヤシが先住民の暮らしを支えている側面がある内情も自分の目で見ることになり、熱帯雨林を取り巻く物事で何が問題なのかを考えるきっかけにもなったかと思います。

昼はトンニボン村の前村長であるポールさんの家でビダユ料理をご馳走になりました。大変な歓迎を受けてみんなお腹一杯になり、午後はアペン国立公園へ戻って植林活動に励みました。雨季にも関わらずほぼ晴天に恵まれ、現地コーディネーターも先住民の村人達も大変に驚いていました。この学生達が来た途端雨が降らなくなったとのこと。そのおかげか、当初は厳しいかと思っていた植林目標の2,500本も達成出来そうな雰囲気があり、ここに来て学生達のやる気は更に上がっていました。
8日目:
朝からアペン国立公園にて過去に植林した木々へマーキング作業を行いつつ、苗木センターの手入れ、新しい苗木を作るポッティング作業をしました。マーキング作業は地味な作業ではありますが、この木は植林した木という目印になると共に、植林して育った木であることを外部へアピールすることで新たな不法伐採を牽制する効果もあります。

苗木センターの手入れも苗木のポット内の雑草を抜いたり、順調に育っているポットと根腐れなどを起こして育たなかったポットを峻別したり、育っているポットには肥料を与えたりと、こちらも地味ですが未来へ繋げる重要な作業です。学生達はこれら全ての作業をバディと協力して真剣に行ってくれました。
9日目:
第一陣と第二陣も目標の2,500本を達成することが出来たので、追加のプログラムとして午前はイバン族のロングハウスを訪問することになりました。一緒に植林作業をしているビダユ族だけでなく、イバン族とも異文化交流をすることができました。
また、サバル地域で外務省の「日本NGO連携無償資金協力」で「道の駅」を建設しているためそこも見学して貰い、サバル地域の大きな苗木センターで約4万本に及ぶ苗木の供給量を見て貰うこともできました。学生達は2,500本を目標に植林活動を頑張っていたので、10万本を植えるプロジェクトの大きさを具体的にイメージしてくれたように感じました。
プログラムとは別なのですが、この日の移動中に第一陣で偶然にフタバガキ科在来種の「エンカバン・ジャントン」の種を数百個拾うことができました。

在来種の種は約5年に一度しか集められない貴重なもので、もし次にフタバガキの種を拾うことができるとすれば第20陣くらいの学生達になります。移動中に現地コーディネーターが木々の下に落ちているのを見つけて急遽拾い集めることになりました。この種を第一陣の学生が拾ってポッティングしてくれ、第一陣がやりきれなかった部分を第二陣の学生達もポッティングしてくれました。この苗木が順調に育てば、もしかしたら第四陣(2024年9月頃の派遣を予定)くらいでこの苗木を植林することができるかもしれません。このプロジェクトの学生達の中で植林のバトンが渡されるのはロマンがありますね。
午後は村人たちとバーベキュー、この日が学生達と村人達の最終日です。この頃には学生達と村人達はとても仲良くなっているので、お互いに遊びを教え合ったり一緒に歌って踊ったり楽しいひとときを過ごしました。バーベキューの後はお別れ会で、学生達からはお世話になったバディへ手紙が送られました。その場で読んで、現地コーディネーターが翻訳してバディへ感謝の気持ちが確かに伝わりました。何とバディからもプレゼントが用意されていたりでプレゼント交換大会のようになり、非常に温かい空間でした。別れの際には涙する学生もおり、学生達にとっても、村人達にとっても、心に残る親善交流になったと確信いたしました。


10日目:
植林活動が終わってもプログラムはまだ終わりではありません。この日は午前にスリアンのマーケットを見学し、クチン市内へ移動して暫し自由時間がありました。午後はダマイビーチリゾートへ移動し、このプログラムを終えての「振り返り会」を行いました。
振り返り会の司会進行は日本財団ボラセンの方々がしてくださり、①私は意外と〇〇だった、②バディの村人の良い点、③今後の自分がチャレンジしたいこと、を学生達へ問いかけて考えて貰いました。
一人一人の発表を聞かせて貰いましたが、新しい気付きがあったり、自分の無自覚だった良いところや至らぬところを前向きに発見できたり、自分の殻が破れていく感覚を覚える子たちが多かったです。成長を感じ、嬉しかったですね。この振り返り会はプログラムにおいても大切な時間だったと思いました。

11日目:
もうプログラムも終わりに近づいています。ダマイビーチリゾートからクチン市内へ移動して、お土産などの買う自由時間を設けました。第一陣と第二陣では差分を設けて検証している点があるため日程にも若干の違いがあり、第二陣はこの日の夜の便で帰国しました。
12日目:
第一陣は朝の5時台の便でこの日に帰国しました。第二陣は日付を跨いでこの日の朝に成田空港へ到着、第一陣はこの日の夜に成田空港へ到着しました。成田空港で皆無事に集合していることを確認し、最後の挨拶を済ませてプログラムを終了といたしました。ここでの別れでも涙する学生がおり、12日間という短い時間ではありましたが濃い時間を過ごせて貰えたのかなと胸が温かくなったことを覚えています。
12日間のプログラムは以上です。いかがでしたでしょうか。学生たちが経験したことを少しでも感じて貰えたなら幸いです。
双方にとって良い「異文化交流」
今年から始まった「オランウータンの森再生プロジェクト」ですが、学生たちと話していても非常に満足度が高かったことが印象的でした。「人生で一番濃密な時間だった」「一緒に体験したすべての活動が忘れられない宝物」と表現してくれる学生もいました。今回のプロジェクトでは学生と村人が一対一のバディを組んで植林活動をするやり方を採用したのですが、学生達からの声を聞くと植林活動としても異文化交流としても良い結果に繋がったと思います。そして、学生達のみならず村人達にも良い経験になったことが非常に嬉しい出来事でした。学生と積極的にコミュニケーションをとってくれたり、学生達に良い経験をしてもらいたいと村人からプログラムの提案をしてくれたり、双方にとって良い刺激となる「異文化交流」になりました。
さいごに
風の噂ではございますが、このプロジェクトは日本マレーシア協会の協会誌を日本財団の笹川陽平会長がご覧になられたことから始まったと聞きました。もし本当にきっかけの1つになったならば、活動を地道かつ丁寧に会員の皆様へ報告していく協会誌作成は思いがけぬご縁とも巡り合わせてくれる重要な作業なのだと改めて実感する出来事です。私がこうして協会誌へ拙いながら記事を綴っていることも、学生たちがプログラムを通して経験してくれたことも、いつか何かのきっかけに繋がれば嬉しいです。
学生たちはプログラム終了後に日本財団ボラセンへ感想文を提出するのですが、全員の気持ちのこもった瑞々しい感想文を拝読いたしました。第一陣と第二陣の学生たちから良い経験・想い出を得たと伺うことができて、安心すると共に仕事への励みも貰えたと思っています。この「オランウータンの森再生プロジェクト」は10年間続くプロジェクトですので、単純計算では「第40陣」まであることになります。日本財団ボラセンがプログラム実施前の事前説明会において学生へ伝えていたことで、「人と比べない」というものがありました。これから慣れない海外のボランティアへ取り組む学生たちへ向けるメッセージとして非常に良いなと感じました。学生たちにとってだけでなく、10年間のプロジェクトへ関わる運営側にとっても、「人と比べない」ことは重要なメッセージだと受け取っています。
このプロジェクトはまだ始まったばかり、これからも楽しみです。日本財団ボラセンと取り組む「オランウータンの森再生プロジェクト」を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。