熱帯雨林再生活動

【高砂熱学工業】「タカサゴの森」熱帯雨林再生プログラム 大学生や小学生などが参加し、植樹行事を盛大に開催

 高砂熱学工業株式会社は、CSR活動の一環として「タカサゴの森」熱帯雨林再生プログラムを、本協会と協働し二〇一八年よりサラワク州のマレーシア・サラワク大学(UNIMAS)構内で実施しています。同大学構内で熱帯雨林再生モデルとなる森林を造成し、学生による森林再生の調査研究に活用することで、サラワク州およびマレーシア各地の緑化・熱帯雨林の保全と再生に役立てることを目的としています。

 そのため、同大学構内に一〇ヘクタールの区画を確保し、「タカサゴの森」の第一フェーズとして、二〇二三年までに二万五千本の育苗と植林、植栽木のメンテナンス、学生による調査研究、年一回の植樹行事を実施しました。

 新型コロナウイルス感染拡大による活動制限時期も、育苗やメンテナンスなど、可能な作業を継続し、昨年からは従来通りの活動を行っています。

 二〇二四年より、第二フェーズとして、五年間の活動を開始し、「タカサゴの森」区画内の草地で林床回復のためのパイオニア樹種植林と共に、フタバガキ科等在来種や果樹を植えて多様な森林の回復を図ります。

 また、二次林区では、サラワク州の固有種や果樹及び他の有用樹種(香木など)を植林し、サラワク州の熱帯雨林見本園となることを目指します。 その他、活動地に案内板、歩道、樹木プレートを設置して「タカサゴの森」が森林研究地として、大学生の調査研究のみならず、地域の人々が森林保全と再生の大切さを学び、地域の子供たちへの環境教育が実施できる場所となるよう環境整備を行います。

植樹行事を開催

 昨年一一月二三日(土)、マレーシア・サラワク大学の学生・教員・スタッフ、地域の小学生、高砂熱学工業グループの方々、本協会現地関係者を含め一二〇名が参加し、「タカサゴの森」活動地で植樹行事を実施しました。

 当日は、同大学資源科学技術学部代表の挨拶、高砂熱学工業グループ代表の挨拶及び会社紹介、プロジェクト担当者による説明に続いて、全員でフタバガキ科在来種や在来果樹等一〇種類の苗木一千本の植林作業を行いました。地域の小学生は、昨年に続いての参加となりましたが、環境保全の取り組みについて学び体験する良い機会となりました。 植林作業後、高砂熱学工業グループの方々は、大きく成長した既植栽木の様子を視察しました。

皆で1,000本の苗木を植林
マレーシア・サラワク大学の「タカサゴの森」メイン看板にて

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