本年は、マレーシアとの活発な交流が行われています。特に、大阪で開催されている万国博覧会に合わせ、マレーシアから官民様々な訪日団が訪れています。
本協会でも、駐日マレーシア大使館の依頼を受け、本年四月と五月に来日したマレーシア国会下院特別委員会日本視察団と、本協会及び日本マレーシア友好議員連盟との会合を実施しました。 来日した視察団の概要及び会合の様子は次の通りです。
環境・科学・植林特別委員会
四月一五日(火)午前一〇時三〇分から一一時三〇分、衆議院議員第二議員会館国際会議室にて、マレーシア国会下院「環境・科学・植林特別委員会」に所属するマレーシア下院議員と随行員、総勢一一名の視察団との会合を行いました。 環境・科学・植林特別委員会として来日した下院議員は、団長のダト・ハジ・アフマド・アムザッド委員長(元科学技術イノベーション省副大臣、トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ選出、国民同盟・野党)、ダト・ラリー・スン委員(元サラワク州首相府副大臣、サラワク州ジュラウ選出、マレーシア国民党・与党)、ダト・ゲー・コーハム委員(元ペラ州議会議長、ペラ州ブルアス選出、民主行動党・与党)、ロディヤ・サピー委員(サラワク州バタン・サドン選出、サラワク政党連合・与党)、ダト・アズマン・ナスルディン委員(クダ州パダン・スライ選出、国民同盟・野党)の五名で、本協会からは、古屋会長(日マ友好議連会長)、小川理事長、森林理事、新井専務理事、小菅理事補が参加したほか、友好議連から宮下事務局長が会合に同席しました。

はじめに、古屋会長が歓迎の挨拶を行い、続いて、アムザッド委員長が挨拶と委員紹介を行いました。本協会概要と事業内容説明の後、両国の環境技術分野の協力などについて意見交換が行われました。

会合の中で、今回来日したマレーシア下院議員五名の内、二名がサラワク州選出であることから、本協会がサラワク州で三〇年にわたり熱帯雨林再生活動を継続していることに謝意が表されました。

マレーシア国会下院「環境・科学・植林特別委員会」は、二〇二三年に設置された超党派の委員会で、九名の国会議員で構成されています。
同委員会は、エネルギー転換・水質転換省、科学技術・イノベーション省、天然資源・自然持続性省、プランテーション・商品省を管轄下に置き、関連法案の審議、各機関の管轄下にある動議、試案、請願、報告書の精査・分析、関係省庁及び下院から委員会に割り当てられた任務の遂行等を実施しています。
二〇二三年は会合を一〇回開き、レアアース管理、ライナスの廃棄物管理、ライナスの廃棄物の研究と商業化、野生生物の脅威など様々な問題について議論しました。
二〇二四年九月には、エネルギー転換・水転換、科学・技術・イノベーション、環境、植林などの分野における日本のAI活用等を視察するために来日しています。 環境・科学・植林特別委員会視察団は、本協会・日マ友好議連との会合後、関係省庁や企業、衆議院環境委員長との面会などを行い、四月一八日(金)に帰国しました。

厚生特別委員会
五月一二日(月)午前一一時三〇分から一二時一五分、衆議院第二 議員会館国際会議室にて、マレーシア国会下院「厚生特別委員会」に所属するマレーシア下院議員と随行員、総勢六名からなる視察団との会合を行いました。

厚生特別委員会として来日した下院議員は、団長のオスカー・リン委員(サラワク州シブ選出、民主行動党・与党)、オン・アブバカー委員(ジョホール州バトゥ・パハ選出、人民正義党・与党)、ダト・ アフマド・ユヌス委員(セランゴール州クアラランガット選出、国民同盟・野党)、ダト・アリアス・ラザク委員(トレンガヌ州クアラヌルス選出、国民同盟・野党)の四名で、本協会からは、古屋会長(日マ友好議連会長)、小川理事長、森林理事、新井専務理事、小菅理事補が参加しました。
はじめに、古屋会長が歓迎の挨拶を行い、続いて、特別委員会代表が挨拶と委員紹介をしました。小川理事長の挨拶と本協会概要及び事業内容を説明した後、参加者同士の意見交換を行いました。
視察団側から、マレーシアも高齢化社会へ向かっており、その備えとして、今回は日本の経験や取り組みを各訪問先でお聞きしたいという問い合わせがあり、古屋会長から日本政府の取り組みについて説明がなされるなど、活発な意見交換が行われました。 今回の視察団団長はサラワク州選出であり、本協会のサラワク州での活動について長年にわたる熱帯雨林再生活動への謝意もありました。

マレーシア下院「厚生特別委員会」は、二〇二三年に設置された超党派の委員会で、九人の国会議員で構成されています。
同委員会は、保健省および各機関を管轄下に置き、保健に関連して国会に提出された法案の精査・分析や保健に関するあらゆる事項の調査・報告などを行っています。
二〇二三年は会合を一六回開催し、公衆衛生のための喫煙製品規制法案の見直しなどを議論し、国会へ公衆衛生のためのたばこ規制法案に関する報告書を提出しました。二〇二四年は医療財政、保健システムのデジタル化、保健分野における人工知能の活用、高齢化問題という四つの主要議題に焦点を当てるとともに抗菌薬耐性の管理を含む保健省のプログラムや医療(改正)法案を検討しました。二〇二五年は保健部門の公務員の仕事量、健康評価における人工知能の利用、電子タバコとVAPEの使用問題、非感染性疾患、国民健康アジェンダなどについて取り組んでいます。
本協会・日マ友好議連との会合後、視察団は関係省庁、研究所、福祉施設の訪問や衆議院労働委員長との面会などを行い、五月一五日(木)に帰国しました。
