お知らせ・ご挨拶など

新春所感

令和7年(2025)の新春を迎え、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

昨年、日マ両国間では活発な交流が行われましたが、2024年11月15日には、APEC首脳会議に出席するためペルー共和国を訪問した石破茂総理とアンワル・イブラヒム首相との間で首脳会談が行われました。
石破総理は、「2025年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国であるマレーシアを支えて、幅広い分野で緊密に連携していきたい。マレーシアとの連携を重視しており、両国の協力が安全保障分野に拡大していることを歓迎するとともに、海上保安やエネルギー移行の取組においても具体的協力を推進したい。」と述べました。
アンワル首相は、「長年にわたる重要なパートナーである日本との連携を重視しており、引き続き緊密に連携していきたい。安全保障分野を始めとする幅広い分野で日本との協力を更に強化していきたい。」と発言しました。
両首脳は、日・ASEAN協力の更なる推進のほか地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、こうした諸課題について連携して対応していくことで一致しています。
多民族からなる国民の皆様が一致団結し、マレーシアがますます豊かで安定した社会となることを確信しているとともに、ASEANや、イスラム諸国会議機構などにおいて重要な役割を果たしているマレーシアは、東アジア地域における重要なパートナーであり、日マ両国の友好関係を維持強化していくことは、地域の安定に寄与するものと思います。

本協会と致しましても、日マ両国の幅広い交流の促進に寄与するため、様々な活動を行って参ります。

マレーシアでは、ボルネオ島サラワク州で実施している熱帯雨林再生活動が、今年で30年目を迎えます。今後とも、州政府機関や地域住民の方々と協働し、活動を続けて参ります。同州では、水環境整備による生活改善事業も実施しており、地域社会への貢献も果たして参ります。
また、半島部クダ州とペナン州でも、現地の大学や学校などと協力し、マングローブ林再生活動と地域の教育支援活動を実施していきます。
国内では、観光及び教育交流の促進やマレーシア関連書籍の刊行及び翻訳出版への協力などを通じて、皆様方のご理解あるご協力を賜りながら、我が国とマレーシアの民間交流の担い手として、公益事業を推進していく所存です。

今後共、両国が良きパートナーとして、世界の平和と繁栄に寄与することを心より願うと共に、本協会一同、両国の友好関係が一層増進するよう、最大限の努力をして参ります。

皆様の更なるご支援、ご鞭撻を衷心よりお願い申し上げます。 

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