日本マレーシア協会では、1995年より、企業・団体・個人からのご協力を得て、マレーシア・ボルネオ島サラワク州において熱帯雨林再生のための植林活動を行っています。マレーシア・ボルネオ島サラワク州における熱帯雨林再生活動においては2019年にサラワク州政府と協力協定を締結し、サラワク州政府並びにサラワク森林局・サラワク森林公社等の関係機関と協力して伐採によって劣化した二次林におけるフタバガキ科等在来種の植林を主とした低地熱帯雨林の植生回復を進めています。2025年で日本マレーシア協会の熱帯雨林再生活動は30周年を迎え、植林本数は2025年時点において約95万本で100万本に迫っています。

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そして2017年からはマングローブ林再生活動による湿地林保全も行っており、主にマレーシア半島部クダ州のムルボック保護林及びペナン州のスンガイ・アチェ保護林において、州政府機関・マレーシア科学大学・地域村落と協働して実施しています。


また、2021年3月末からは外務省が政府開発援助(ODA)資金をODA政策の内容に沿う経済社会開発事業に対して供与する「日本NGO連携無償資金協力」(通称「N連」)を活用して、「サラワク州先住民居住地域における水環境整備による生活改善事業」も行っています。熱帯雨林再生活動を支えるサラワク州先住民居住地域において脆弱な水環境により生活が困窮している先住民村落の人々の生活改善を目的として「村落給水システム」の整備による生活向上プログラム等を実施しています。



